日本の民主主義は衆愚政治か

2005年9月12日

海外情報のプログ」に対するコメント。国家における民主主義と企業における株主中心主義は同じなのか、政治の方針を国民に、企業の経営方針を株主に委ねてもよいのかどうかについて。

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ギリシャは民主主義発祥の地であると同時に衆愚政治発祥の地でもある。2015年の国民投票で、国際債権団の財政緊縮策を有権者が大差で拒否すると、ギリシャの民主主義政治は「衆愚政治」という非難を浴びた。"Greek referendum 2015: demonstration for voting NO at Syntagma square, Athens Greece." by Ggia. Licensed under CC-BY-SA

たまに日本に帰ると悲惨極まりない様態になっている。将に衆愚政治、劇場政治のなれの果てだ・・・時間的視野があまりに短すぎる。

今の日本の民主主義は、衆愚政治でしょうか。今回の衆議院選挙での有権者の選択(郵政事業民営化の肯定)は、思惑はそれぞれでしょうが、結果としては正しいものだったと思います。

民主主義というのは、株式会社における株主重視と同じ原理です。取締役が、資金を投じた株主の意向に従わなければならないように、国家の指導者は、税金を納めている国民の意向に従わなければなりません。

株主が、選択を誤って、自分の投資資金を失ったとしても、それは自業自得です。人間は失敗をしなければ、賢くなりません。同じことは、民主主義についても言えます。大衆が愚かだからといって、選択する権限を与えないと、ますます愚かになります。大衆が判断を間違うこともありますが、その間違いが自分の不利益になることを体験して、賢くなってもらうしかありません。