MovableTypeからWordPressへ
2011年より、新しいブログサイト、システム論ブログを開設します。このサイトは、永井俊哉ドットコムの後継ブログです。これまでのブログが、ブログソフトとして、商用ソフトである MovableType を使用していたのに対して、システム論ブログは、海外で主流となっている、オープンソースの WordPress をブログソフトとして使用しています。WordPress は、テーマやプラグインが豊富なので、便利です。
1. WordPress を導入
これまで、ブログのデ・ファクト・スタンダードは、シックス・アパート社が開発した MovableType でしたが、今や MovableType は時代遅れとなり、新たな業界標準として台頭してきたのは、WordPress です。MovableType は、静的ページをデフォルトで生成するので、システム論アーカイブのように、一度構築したページをサーバーに負荷をあまりかけずに保存する上で便利です。
他方で、WordPress は、動的ページをデフォルトで生成するので、アクセスが増えるとサーバーに大きな負荷をかけ、ページの表示も遅くなります。一応、WP Super Cache というプラグインをインストールして、この負担を軽減し、ページの表示を高速化するようにしていますが、我慢できないほど重い時は、知らせてください。
また、Apple iPhone/iPod touch、Google Android、Blackberry Storm といったタッチベースのスマートフォンにも対応するために、WPtouch というプラグインをインストールしました。また、狭い画面でも見ることができるようにと、本文の横幅を680ピクセルに抑えました。しかし、私自身スマートフォンを持っていないので、本当にスマートフォンで見ることができるかどうかわかりません。不具合がありましたら、知らせてください。
このサイトのブログ記事は、システム論システムでバックアップされます。システム論ブログとシステム論システムは、伝統的なアカデミズムにおけるジャーナルと書籍の関係にあり、システム論ブログが最新記事を配信して、読者からのコメントを求めるのに対して、システム論システムは、既存の記事を集めて、加筆・修正を加え、整理するための作業場で、内容が常に変化する可能性があるため、コメントはページ単位では受け付けていません。これに対して、システム論ブログは、コメントを受け付けるために、原則として内容を変更しません。ブログソフトが時系列重視型データベースに基づいているのに対して、ウィキソフトは追記修正対応型データベースに基づいているのだから、こうした役割分担がふさわしいと思います。
新しく作ったばかりのサイトには不具合が付き物です。Windows XP + Internet Explorer/Fire Fox という環境下で基本的な確認を済ませていますが、私のパソコンとは異なる環境でどのように見えるかのチェックは行っていません。不具合の報告、ウェブサイトのデザインや運営方法に対する要望や提案などがありましたら、このページのコメント欄、もしくは、専用フォーラムに投稿してくださいますようお願い申し上げます。
2. 追記(2011年2月20日)
2010年12月ごろから、小学生たち(と思しき人々)が当サイトのコメント欄をチャットルームのように使うようになりました。すぐに飽きるだろうと思って、放置していましたが、いっこうに収まる気配がありません。このまま無意味なコメントが増え続けると、まじめに投稿しようとする人がいなくなってしまいます。小学生向けの雑談チャット掲示板なら他に適当なところがあるので、チャット目的の小学生にはそれらの場所に移ってほしいと思います。そこで、これまでの無意味なコメントはすべて消去し、さらに、小学生たちの雑談が他のサイトで定着するまで、しばらくコメントの受付を停止したいと思います。本来の読者の皆様にはご迷惑をおかけすることになりますが、サイトの健全化のためということで、ご理解のほどをお願いします。
3. 追記(2011年4月3日)
1ヶ月以上もコメント受付を中断して、ご迷惑をおかけいたしました。サイトの移転に伴い、新サイトにてコメントの受付を再開します。旧ドメインのアクセス統計を見てみると、11月ごろからアクセス数が増え始めたことがわかります。チャット目的で津波のように来た小学生がアクセス数を押し上げたようです。
急増時期を週別で細かく調べてみると、年末年始の冬休みに一時的に減ったものの、12月から1月にかけてがピークで、私がコメント受付を中断した頃には、すでに小康状態になっていたようです(もっとも書き込み自体は続いていましたが)。
サーバー移転前の「永井俊哉ドットコムのアクセス統計」はすでに報告したので、新サーバーでのアクセス数もこの場を借りて報告しておきましょう。2007年1月から2009年9月までの永井俊哉ドットコムの毎月のページ閲覧数は、209827ページでしたが、2009年11月から2011年3月までの毎月のページ閲覧数は、347850ページでした(2009年10月は途中までのデータなので除外)。この間、あまりコンテンツを更新していなかったことを考えると、この数は十分大きなものと考えます。新サイトでは、これまで以上にコンテンツ更新に力を入れ、皆さんの期待に応えたいと思いますので、今後もよろしくお願いします。
4. 関連著作
- ヨス, 染谷昌利『読まれる・稼げる ― ブログ術大全』日本実業出版社 (2020/10/1).
- 落合正和『ビジネスを加速させる 専門家ブログ制作・運用の教科書』つた書房 (2021/3/2).
- 佐藤大輔『繊細さんこそ稼げる!51歳の社畜がブログをはじめて月収100万円と疲れない人生を手に入れた』2021/2/9.
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