近衛文麿は共産主義者だったのか

近衛文麿は、日中戦争を拡大させた首相として知られるが、他方で、日米開戦を回避するための活動も行った。果たして彼は、太平洋戦争の回避に努めた皇室の藩屏だったのか、それとも敗戦を通じて日本に革命をもたらそうとした共産主義者だったのか。近衛の言動を分析することで、この問題に決着をつけたい。
太平洋戦争における保守と革新

戦後の日本人は、保守と革新が右派と左派の関係にあり、保守勢力が好戦的であるのに対して、革新勢力は平和主義者であると考えがちである。しかし、戦前の日本を満州事変以降の自滅的な侵略戦争に駆り立てたのは、保守勢力ではなくて、一見すると右翼的であるが、実は左翼的な革新勢力であった。保守と革新という観点から、近現代の日本の歴史を振り返ってみたい。
プロレタリア型右翼

従来、左翼は弱者の思想で、右翼は強者の思想と考えられてきたが、現代では、弱者であるがゆえに右翼的な思想を持つ、プロレタリア型右翼とでも呼ぶべき、新しい右翼が増えてきた。知識人たちは、こうした右翼を権威主義的パーソナリティー論によって説明しようとするが、私はそれとは違う視点から、プロレタリア型右翼を解釈したい。
朝鮮人はなぜ太平洋戦争を喜んだのか

今日、韓国と北朝鮮は、太平洋戦争の被害者と称して、日本に対して謝罪と賠償を求めている。しかし、当時の朝鮮人は、太平洋戦争を熱烈に支持し、侵略戦争の被害者というよりもむしろ加害者としての役割を果たしていた。では、なぜ反日的なはずの朝鮮人が、日本の侵略戦争に加担したのだろうか。彼らの戦略のルーツは、元寇での成功体験にまで遡る。
なぜ戦争は起きるのか(小学生向け)

戦争は、悲惨であるにもかかわらず、なぜなくならないのでしょうか。戦争は、経済現象であり、たんなる憎しみの連鎖で起きるのではありません。戦争はなぜ起きるかを、小学生でもわかるように、わかりやすく解説します。