不安と恐れはどう違うのか
不安と恐れは、危険に対する似たような感情であるが、恐れるということと不安を感じるということは同じではない。私たちが危険に対して不安を感じるのは、危険の対象についての情報が不足している時であって、十分な情報があるときには、危険に対して用心し、警戒するだけで不安を感じることはない。
目的論的還元・構成・破壊
全ての価値を目的に対する手段の価値とみなし、現存の価値をより上位の目的への価値へと還元(reduzieren 縮減)し続けることで、私たちは、究極目的を構成し、それに基づいて、現存の価値を破壊することができる。このページでは、現象学的還元・構成・破壊のモデルを参考にしつつ、認識行為を含めたあらゆる行為の基礎付けを試みる。