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2015年1月5日

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私の著作『現象学的に根拠を問う』の解説動画、書誌情報、販売場所、概要、読者との質疑応答などを掲載します。本書に関してコメントがありましたら、このページの下にあるコメント・フォームに投稿してください。誤字脱字の指摘から内容に関する学問的質問に至るまで幅広く受け入れます。

2001年11月10日

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物々交換が、快楽の交換という意味でポジティブな交換であるとするならば、復讐は、苦痛の交換という意味でネガティブな交換である。ポジティブな交換の媒介者が貨幣だとするならば、ネガティブな交換における貨幣は何か。

2001年1月21日

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多くの倫理学者は、経済的価値と道徳的価値は、異質であると考えている。経済的誘惑に打ち克つことこそ道徳的価値の本質だと考える人すらいる。はたしてそうだろうか。

2001年1月14日

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商品に価値を与えるのは有用性と希少性である。空気は有用だが、誰でも簡単に入手できるから価値がない。ごみは、世界に一つしかない珍しいものであっても、有用性がないから価値がない。では、有用性と希少性を統一的に表現するなら、どうなるのか。

1997年9月3日

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ヘアーは、オックスフォード大学で支配的だった日常言語学派の立場から道徳的言説の分析を行ったメタ倫理学者として知られるが、規範倫理学にも取り組んだ。実際、彼は、英国の各種委員会に名を連ね、社会政策の立案にも関わった。ヘアーのメタ倫理学的立場は「普遍的指令主義」と呼ばれているが、そこには、規範倫理学の基礎付けとしてのメタ倫理学としてどのような問題があるかを考えよう。

1997年9月3日

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自然主義的誤謬とは、ジョージ・エドワード・ムーア(George Edward Moore:1873年 - 1958年)が、1903年の著書『倫理学原理』の中で導入した用語で、一般的には、自然的な事実から規範性のある価値を導く誤謬であると理解されているが、これはムーアの解釈として間違っているだけでなく、メタ倫理学的にも間違っている。本稿では、自然主義的誤謬に対する様々な解釈を検討しつつ、ムーアが実際にはどう考えていたのか、さらにはそれがなぜ誤謬であるのかを明らかにしつつ、ムーアのメタ倫理学ならびにそれに基づく倫理学を乗り越える方法を提案したい。

1997年9月2日

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全ての価値を目的に対する手段の価値とみなし、現存の価値をより上位の目的への価値へと還元(reduzieren 縮減)し続けることで、私たちは、究極目的を構成し、それに基づいて、現存の価値を破壊することができる。このページでは、現象学的還元・構成・破壊のモデルを参考にしつつ、認識行為を含めたあらゆる行為の基礎付けを試みる。

1997年9月2日

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マックス・シェーラーは、現象学の影響を受けた倫理学者であり、哲学的人間学の提唱者でもある。フッサールは、倫理学にはあまり興味を持たなかったので、現象学的な直観主義が、倫理学に何をもたらすのかを、マックス・シェーラーの提唱する実質的価値倫理学で検証し、彼の哲学的人間学の成否を検討したい。