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2013年6月30日

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ローマ・カトリック教会は、地動説を提唱したかどでガリレオを有罪にした。キリスト教が地動説を異端視したのは、たんにそれが『聖書』の記述に反するからだけではない。ユダヤ教やキリスト教は、母権宗教の克服により成立した父権宗教であり、ローマ・カトリック教会は、母なる大地が自ら勝手に動き出し、それが父なる神を象徴する太陽を没落させるという地動説の含意が、自らの支配を危うくする母権宗教の復活と感じたからだ。ガリレオは、俗語でわかりやすく対話篇を書いたので、その自然に対する認識は大衆に広まった。ローマ・カトリック教会は、母なる自然の真理に目覚めた大衆が自ら勝手に動き出し、それがローマ・カトリック教会を没落させることに危機感を抱いていた。この二重の意味で、ガリレオはローマ・カトリック教会の支配の脅威とみなされ、有罪となった。

2012年9月11日

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コペルニクスが、当時支配的だったプトレマイオスの天動説に反して地動説を主張したことは、宗教的迷信に対する科学の勝利と呼べるものではなかった。コペルニクスのモデルはプトレマイオスのモデルよりも正確でもなければ単純でもなかった。それにもかかわらず、コペルニクスが太陽中心の地動説を唱え、かつそれに魅了される天文学者が少なからずいたのは、当時太陽崇拝のネオプラトニズムが流行していたからであり、そしてそれは当時が近代小氷期と呼ばれる寒冷期であったことと関係がある。