このウェブサイトはクッキーを利用し、アフィリエイト・リンクを含んでいます。サイトの使用を続けることで、プライバシー・ポリシーに同意したとみなします。

1997年9月5日

Thumbnail of post image 105
フーコーによれば、真理と権力は、根源的に同一である。この権力論の新たなパラダイムは、権力を反選好的抑圧とみなす従来の権力概念を一新するものであった。もしも、マルクス主義者たちのように、国家権力を、支配者階級の利益を擁護する/被支配者階級にとってはあらずもがなの抑圧と考えるならば、既存のブルジョワ国家の打倒がそのまま権力なきユートピアの誕生になるはずであるが、実際に成立した共産主義諸“国家”の現状を見れば、現代においても権力がいかに人間社会にとって根源的で本質的で必要不可欠であるかが理解されるはずである。マルクス主義者もフーコーから学ぶべきものを学ばなければならない所以である。

1997年9月5日

Thumbnail of post image 062
クーンの科学革命論とマルクスの共産主義革命論との間にはいくつかの共通点がある。実際、マルクス主義者の中には、クーンを「仮面をかぶったマルクス主義者」と呼ぶ人もいる。本稿は、それをふまえ、両者になおある隔たりを縮めるべく、第一項でまず「パラダイム」の概念規定を行った上で、第二項ではマルクス主義の立場からクーンのパラダイム論の権力論的転換を図りながら、第三項ではこれを踏まえて、マルクス主義の言語論的転換を行い、マルクス主義のパラダイム転換とパラダイム論のマルクス主義的転回を試みる。

1997年9月3日

Thumbnail of post image 142
ロールズの『正義論』以後、英米では社会哲学/政治哲学に対する関心が高まっていったが、このページでは、ロールズの平等主義的政治哲学に対するアンチテーゼを提起したロバート・ノージックを取り上げたい。