動画配信を始めました
YouTube で動画配信を始めました。最初、私のミスで、パーソナル・アカウントから投稿してしまったため、いったん削除の上、ブランド・アカウントから投稿し直しました。御迷惑をかけて、申し訳ありません。このページでは、なぜ、パーソナル・アカウントから直接動画を投稿しないのか、なぜ私が動画配信を始めたかを説明します。

なぜブランド・アカウントから投稿するのか
最初に、チャンネル紹介動画である「永井俊哉ドットコムについて」を私のパーソナル・アカウントである"Toshiya Nagai" チャンネルからアップロードしました。YouTubeのチャンネルには、パーソナル・アカウントとブランド・アカウントがあり、デフォルトでは、Gmailのメール・アドレスに紐づけされたパーソナル・アカウントから投稿するようになっています。URLも、パーソナル・アカウントの方が見た目がきれいです。
しかし、パーソナル・アカウントで投稿した動画が三回規約違反と認定されると、パーソナル・アカウントが停止となります。そうすると、Gmailのメール・アドレスとそれに紐づけられたグーグルのサービスがすべて使えなくなくなってしまいます。これに対して、メール・アドレスと直接紐づけられていないブランド・アカウントから動画を投稿する場合、スリー・アウトでも、ブランド・アカウントのチャンネルが閉鎖されるだけで、影響が限定的になります。
それゆえ、パーソナル・アカウントから動画を投稿することは、ブランド・アカウントから投稿する場合よりも危険なのです。もちろん、私は規約違反とならないように細心の注意を払って投稿を行いますが、世の中何がどうなるかわかりません。それゆえ、今後、日本語の動画は、ブランドアカウントである「永井俊哉ドットコム」チャンネルから投稿します。"Toshiya Nagai" チャンネルには、さっそく11名の方が登録してくださいましたが、今後このチャンネルに動画を投稿することはありませんので、フォローしてくださるのであるなら、パーソナル・アカウントの方は解除して、ブランド・アカウントの方で登録してくださいますようお願い申し上げます。
最後に、重ね重ね、私のミスでご迷惑をおかけしたことに対してお詫び申し上げます。
なぜ動画配信を始めたのか
私がやっている学問は、文字中心で、視覚的要素が乏しく、このため、動画配信をするのには不向きであると思っていました。電子書籍の出版は、2014年という比較的早い時期から取り組んだのに対して、動画配信を手掛けるのが2020年まで遅れたのは、そうした理由によります。しかし、5G時代を迎え、今後動画がコンテンツの主流になるであろうと予想される中、いつまでもテキスト・コンテンツだけというわけにはいきません。
私が動画コンテンツを作るとするなら、プレゼンテーション・ソフトを使ったレクチャー動画がよいと考えました。もっとも。文字と音声だけでは、動画コンテンツとしての意味はあまりありません。YouTubeでは所謂「テキスト動画」を排除する動きがあります。そこで、公衆に晒すような容姿ではありませんが、プレゼンターの顔が映るようにしました。黒板をイメージして、緑色を背景とした白字で文字を表示しています。講義を行っているという雰囲気が伝われば幸いです。
コンテンツを作る以上は、クオリティを高くしたいと思い、4K+HDR が撮影できる機材を買いました。しかし、4K+HDR は、大きなモニターで視聴する人のための解像度で、視聴環境に合わせて解像度を下げてください。今後は、YouTube向けの短編動画だけでなく、長編のオンライン・ビデオ・コースにも挑戦する予定です。視聴者が少なくても、根気強く続けるつもりなので、よろしくお願いします。
追記(2020年6月24日)チャンネル名を変更しました
当初チャンネル名を「永井俊哉ドットコム」としていましたが、YouTube らしく「永井俊哉チャンネル」に変更することにしました。チャンネル・アートも、以下のドットコムを省いた画像に差し替えました。

これに合わせて、Facebook Page, Twitter のアカウント名も「永井俊哉チャンネル」に変更します。チャンネルは、「水路」を意味するラテン語 “canalis" に由来し、現代になって、電信の通信路という意味でも使われるようになりました。ちょうど波に乗ってコンテナ船が水路で運ばれるように、電波に乗ってコンテンツが通信路で運ばれるということです。それで、更新情報の通知手段として用いているソーシャル・メディアのアカウント名にも、チャンネルを使ってもよいと考えた次第です。但し、ウェブサイトの名称は今後も「永井俊哉ドットコム」とします。
追記(2024年4月19日)ポッドキャストを始めました
このたび、Spotify と YouTube Music で、ビデオ・ポッドキャストを始めました。

みなさんの中には、既に有料もしくは無料で、Spotify あるいは YouTube Music の音楽ストリーミング・サービスを利用している人もいることでしょう。実は、これらのサービスは、ポッドキャスト番組も配信しています。ビデオ・ポッドキャストなら、通常のYouTube動画のサービスと同じと思うかもしれませんが、ポッドキャストならではの利点が二つあります。
第一に、ポッドキャストの場合、エピソードを端末に一時保存して、オフラインで(したがって広告なしで)視聴できます。YouTube動画のダウンロードは規約違反になりますが、YouTube Music のポッドキャストはそうではありません。楽曲のオフライン再生は、Spotify でも YouTube Music でも、プレミアム会員限定ですが、ポッドキャスト番組の方は無料会員でもできます。たくさんのビデオを保存できるほど容量が端末にないという人は、視聴後にそのつど削除すればよいでしょう。手間がかかるとはいえ、外出時に通信費用をかけずに視聴できるのは、大きな利点です。
第二に、ポッドキャストの場合、同じクリエイターのコンテンツを時系列に沿って、視聴し続けられます。これは長時間流し続けるときに便利です。YouTube動画の場合、プレイリストで再生する場合を除けば、プラットフォームのアルゴリズムに従って、関連動画が次々に再生されます。それが適切な動画ならよいのですが、必ずしもそうとは限らないので、この点、ポッドキャストの方が予見性が高くて、安心してつけっぱなしにしていられます。
ポッドキャストは、もともとアップルが始めたサービスですが、最大市場の米国でポッドキャスト・プラットフォームの主役の座を争っているのは、YouTubeとSpotifyです。主流はオーディオ・コンテンツでしたが、現在では、ビデオ・ポッドキャストが人気となっています。ビデオ・ポッドキャストなら、動画を視聴することもできれば、音声だけをながら聴きすることもできるので、選択の幅が広がるからなのでしょう。私も、視聴者の選択の幅を広げるために、ポッドキャストを始めました。Spotify でも、YouTube Music でも、「永井俊哉チャンネル」でアプリ内を検索してくれれば、すぐに見つかります。ウェブ上では、以下のリンクでアクセスできます。
気に入ってくださるなら、登録をお願いします。
参照情報
- 小山竜央『【超完全版】YouTube大全 6ヶ月でチャンネル登録者数を10万人にする方法』KADOKAWA (2023/3/25).
- 鎮目博道『「動画制作」プロの仕掛け52 アクセス、登録が劇的に増える!』日本実業出版社 (2021/2/1).
- ドクターこあら『VLOGのはじめかた: YouTuberになれる!初心者でも簡単にカメラ選びから動画編集まで徹底解説!』(2022/8/6).






















ディスカッション
コメント一覧
GDPRまで気を使っているのは良いと思います
>そこで、公衆に晒すような容姿ではありませんが、プレゼンターの顔が映るようにしました。
Vtuber的に、永井先生の2Dまたは3Dのキャラクターを作成して、それにしゃべらせるような演出にしてはいかがでしょうか。
アドバイスありがとうございます。Vtuber は場違いな感じがするので、素直に私の素顔を晒すことにします。他に何か改善するべきところとかありませんか。
当サイトでは、サードパーティのトラッキングコードがない WP YouTube Lyte を使って、動画の埋め込みを行っています。サムネイルがローカルにキャッシュされているので、動画をクリックして再生するまで、リクエストがYouTubeに送信されることはありません。この点で、通常のサイトより、GDPRというか、訪問者のプライバシーを尊重しています。
放送大学の授業みたいな雰囲気が好きなので、基本的な方針はこんな感じでやってもらいたい派です。しかし、黒板のイメージではなく、いっそ、本物の黒板かホワイトボードを用意してしまったらどうですか。
感覚的なものなので上手く説明出来ないのですが、池上彰の現代史講義というのを2011年に信州大でやったことがあって映像になっているのですが、決して字や図が上手いわけではないし、雑音は混ざるし、むしろ時間をとってしまう面もある。しかし板書をしてもらえることで、見ている側の気の持ちようが、より学問的なものとして受け取りやすい感じがしたので、利点も大きいのかなと。
黒板を叩くチョークの音や、ホワイトボードを進むマジックペンの音は、学校や塾での講義の記憶を呼び覚ますので、ひょっとしたら学問に必然的な雰囲気や臨場感として、意味があるのかもしれないと思っています。
映像をやるとは思ってなかったので、意外でした。
これから更に作られてゆくであろう講義映像が楽しみです。
そういう意見もありますか。私としては、デジタル・メディアを使う以上、アナログな方法による講義をそのまま撮影するよりも、デジタルならではの方法を使う方が良いと思っています。それは、電子書籍の目標が、紙の本に近づくことではなくて、電子書籍ならではの長所を生かして紙の本を超えるユーザー・エクスペリエンスを実現することにあるべきであるのと同じことです。
そういえば電子書籍の利点を評価するって言ってましたね。
私は、読者としても電子書籍を愛用しています。かさばらないだけでなく、辞書を引いたり、抜粋と書き込みをしたりといった作業も、紙の本よりも電子書籍の方が便利だからです。