リバタリアニズム

2018年8月25日

池田信夫 blog:リバタリアニズム」に対するコメント。池田信夫は、デジタル地上波批判・「日本発のグローバルスタンダード」批判などで有名な人で、彼の立場は、リバタリアニズムと言うことができそうです。

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リバタリアニズムの政治的位置を表したチャート。保守/革新という左右の区別とは別に、リバタリアン/権威主義者という上下の区別を導入している。”Political Chart – Moderate Libertarianism” by Jhaven is licensed under CC-BY-SA.

「リバタリアニズム」という言葉は、日本ではほとんど知られていないだろう。決まった訳さえない。「自由至上主義」とか「完全自由主義」というところだろうか。

アメリカでは、リベラリズムという言葉は、社会民主主義的な立場を意味するので、“Libertarianism”という言葉ができたようです。私としては、政治的自由主義と経済的自由主義との同一性を強調するためにも、「市場原理至上主義」と訳したいところです。

そもそも小さな政府を批判するときの「右派」とか「新保守主義」とかいった言葉はミスリーディングだ。私は右翼ではないし、古いシステムを「保守」しようとしているわけではない。新自由主義という名前も、リベラリズムはイギリスとアメリカで意味が正反対だから使うべきではない。保守主義という言葉だって、旧共産圏では、西側資本主義諸国とは正反対の意味で使われるから内容空虚なんだけれどもね。一番誤解の少ない名称は、市場原理至上主義ではないかな。

私は以前、市場原理至上主義を英語で何と表現するべきか迷ったものです。“Libertarianism”は、簡潔で、誤解の余地がないという意味で、良い名前です。