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地理学、地球科学、天文学、環境学に関する記事。

2019年1月28日

太陽に、太陽黒点数の増減によって計測される活動の変動があることはよく知られている。しかし、太陽活動の変動が地球の気候や人類社会にどのような影響を及ぼすのかはまだよくわかっていない。本稿では、太陽物理学、地球科学、生気象学、経済学などの研究成果をふまえ、太陽活動の変動が私たちにどのような影響を与えているかを考えたい。

2016年8月2日

現在、地表面の約4分の1が砂漠となっており、さらに毎年約600万ヘクタールの割合で砂漠化が進行している。このまま砂漠化の進行を放置すれば、生物の食料基盤と居住基盤はどんどん減っていくことになる。砂漠化を食い止めて、地球を緑化するには私たちはどうすればよいのか。この問いに答えるには、そもそも人間はエコシステムにおいてどのような役割を果たしていたのかというところから考え直さなければならない。

2013年12月18日

平和主義者のセーガンは、冷戦が終わって平和になると、国防予算が浮くから平和的な宇宙開発に金が回ると期待していたようだが、そもそも宇宙産業と軍事産業は不可分の関係にあったのだから、実際にはそうはならなかった。宇宙開発はむしろ停滞し、人類のフロンティアは、宇宙空間からインターネットのバーチャル空間に変化した。

2013年12月12日

熱機関とは、熱エネルギーを継続的に運動エネルギーに変える装置である。熱機関が、私たちにとって有用な正の仕事をするためには、温度格差と膨張率の高い作業物質が必要である。高温熱源との接触による膨張と低温熱源との接触による圧縮が直接仕事を行うこともあれば、体積変化に伴う密度変化が惹き起こす対流が間接的に仕事を行うこともある。私たちに有用な仕事をしてくれる熱機関は、人工の熱機関に限らない。地球もまた熱機関として、生命にとって有用な仕事をしている。すなわち太陽放射の熱を高温熱源とする熱機関は空気と水の循環を、地球内部の熱を高温熱源とする熱機関は無機塩類の循環を行っている。

2012年9月11日

コペルニクスが、当時支配的だったプトレマイオスの天動説に反して地動説を主張したことは、宗教的迷信に対する科学の勝利と呼べるものではなかった。コペルニクスのモデルはプトレマイオスのモデルよりも正確でもなければ単純でもなかった。それにもかかわらず、コペルニクスが太陽中心の地動説を唱え、かつそれに魅了される天文学者が少なからずいたのは、当時太陽崇拝のネオプラトニズムが流行していたからであり、そしてそれは当時が近代小氷期と呼ばれる寒冷期であったことと関係がある。

2008年4月28日

地球温暖化によって、将来、熱塩海洋循環が停滞ないし停止するのではないかと言われている。熱塩海洋循環が停滞すると、何が起きるのか。たんにヨーロッパが寒くなるだけなのか。ヤンガードリアス・イベントの影響を参考に考えて見たい。

2007年8月23日

J.A. Chapman, S.A. Drury, R.C.L. Wilson の共著『氷河期-気候変動と生命』を読んで考えたことの覚書。現氷河期はいつから始まったのか、氷河期の氷期/間氷期のサイクルは何によって決まるのか、ヤンガードリアス事件は全地球的現象だったのか、熱塩循環が気候にもたらす影響は何であるのかなど。

2005年9月8日

現在、地球では、毎年600万ヘクタールもの土地が沙漠になっているという。地球の沙漠化の根本的な原因は何か。沙漠化を阻止するにはどうすればよいのか。赤木祥彦が『沙漠化とその対策―乾燥地帯の環境問題』で挙げている諸原因を整理しながら、考えよう。

2001年7月7日

なぜ景気は循環するのかに関して、専門の経済学者たちの間でいまだに定説がない。そこで、この問題を経済学の内部で解決しようとせずに、もっと宇宙規模で考察してみよう。景気循環を太陽系のバイオリズムとみなし、文明の興亡をも説明する包括的な理論の可能性が生まれてくる。

2000年6月17日

最もよく耳にする環境問題の一つに、温室効果ガスによって惹き起こされる地球温暖化がある。もっとも多くの人は、それが自分たちにどのような悪影響を及ぼすのかわかっていない。 目次 1. 地球温暖化とはどのような問題なのか 2. 地球温暖化脅威説批判 2.1. 地球温暖化は人間が原因ではない 2.2. 地球温暖化は地球を生命の楽園にする 2.3. 大気汚染は地球温暖化を阻止する 3. 温暖化問題の本質はどこにあるのか 3.1. 人間も副次的には責任がある 3.2. 地球温暖化は地球寒冷化を惹き起こす 3.3. 温室効果はエントロピーを増大させる 4. 参照情報 1. 地球温暖化とはどのような問題なのか 温室効果とは、地上に降り注ぐ太陽光の放射エネルギーが地上付近の大気に吸収され、地表の温度を上げる現象のことである。実際の温室(ビニールハウス)は室内の熱を吸収することがないので、比喩としても不適切であるが、一般には既に定着した言葉になっている。 最も影響力のある温室効果ガスは、赤外スペクトルの一部しか吸収しない二酸化炭素ではなくて、赤外スペクトルの大部分を吸収する水蒸気である。温室効果の67%は、水蒸気によってもたらされる。また二酸化炭素ほどではないが、メタンも地球温暖化の原因になっている。「農業は地球温暖化の防止につながる」という常識に反して、日本の水田は、堆肥を嫌気分解して、メタンを発生させている。大気中の二酸化炭素濃度は、19世紀の工業革命当時280ppmであったが、現在では363ppmとなり、地球の平均気温もこの100年ほどの間で0.5℃ほど上昇している。カーネギーメロン大学の調査によれば、21世紀の気温は1-4度高くなると推測されている。ただ4度以上上昇する確率は20%以下とされている。 二酸化炭素濃度は、過去 65 万年の間で最高になっている。 地球温暖化が危惧されだしたのは比較的最近で、それ以前は、地球の寒冷化が心配されていた。地球史全体を通してみると、二酸化炭素濃度は減少する傾向にあり、また我々が生きている完新世も、約10万年を周期とする急激な温暖化(1万年前に終了)と緩やかな寒冷化のサイクルの中にある間氷期とされることから、地球は今後長期的には氷河期に突入すると予想される。 2. 地球温暖化脅威説批判 地球の温暖化が人間の経済活動によるものなのか、今後とも ...