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ブログの多言語対応

2006年2月2日

新しいブログとして、英語編を追加します。英語の文章は、これまで日本語のサイトに入っていたのですが、これでは、日本語、英語どちらの読み手にとっても読みにくいので、分離することにしました。[1]

Image by Gerd Altmann, OpenIcons, and OpenClipart-Vectors from Pixabay.

1.. 英語による情報発信

私が最初に英語で記事を書いたのは、2000年4月29日から2001年4月22日にかけて、日本語のメルマガと同時並行に発行した英語版のニュースレター"Free Online Lecture" においてでした。そのバックナンバーは、Geocities でアーカイブしていました。

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Free Online Lecture. ここにある50本の記事は、現在、永井俊哉ドットコム英語版に保存されています。

その記事は、またThemestream.comにも投稿しました。今では考えられないことですが、当時はドットコム・バブルの最中で、Themestream.comは、1ページビューあたり10セントも報酬を支払ってくれました。しかし、ドットコム・バブルが崩壊し、広告料が下がったため、Themestream.comは2001年4月13日に閉鎖されました。そこで私は、英語の記事を書くことをやめたという次第です。しかし、今回英語のブログを再開したことをきっかけに、新しく英語で記事を書きたいと考えています。

2.. 意外と多い英語圏からのアクセス

私のサイトの訪問者は、日本からが一番多いのですが、アメリカやオーストラリアからもかなりの人が来ます。先月(2006年1月)のデータでは、33万2779ページの閲覧のうち、日本が46.9%、アメリカ合衆国が34.8%、オーストラリアが15.9%でした。

なぜ半数以上が海外からなのか、よくわからないのですが、おそらくは読むことが目的ではないボットが大半なのでしょう。もちろん人間もいることでしょう。海外では、ネット以外にはほとんど日本語の情報がないので、海外在住の日本人が熱心に読んでいるという可能性があります。

また、海外の人が、日本語を勉強するために読んでいるというケースもあります。以前、中国のビジネスマンから、日本語の勉強のために、私の文章を読んでいるというメールをもらったことがあります。英語圏でもそういう人はいるでしょう。

私のサイトには、もともと日本語に混じって英語も多かったので、検索でたまたま見つけて、来た人もいることでしょう。いずれにせよ、英語圏のネット人口は、日本語圏のネット人口の4倍以上いる[2]わけですから、今後は英語のページにも力を入れていきたいと思います。

3.. 英語のページの方が有利なアドセンス

英語のページは、グーグルのアドセンスを貼ってわかったことですが、日本語のページよりも、広告がよく表示されます。日本語のページでは、まったく何も出ないか、あるいはせいぜい一つか二つしか出ないのですが、英語のページでは、四つとも全部埋まります。英語圏のほうが、日本語圏よりも市場規模が大きいし、またグーグルはアメリカの企業だから、当然なのかもしれませんが、さらに驚いたことに、バナー広告までが出てきたりします。

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永井俊哉ドットコムの英語版"e.nagaitosiya.com"

「愛とは何か」の英語版で、ホロスコープのバナー広告が表示されました。恋愛占いのサイトなのでしょうか。アドセンスでバナー広告が表示されたのを見たのはこれが初めてです。バナー広告は、テキスト広告よりパーフォーマンスがよくないというのが通説で、このページも、今日見たら、普通のテキスト広告しか掲載されていませんでした。

学問に国境はないので、英語、日本語に限らず、他の主要言語でも情報発信ができればと思います。英語以外の主要言語としては、中国語やスペイン語がありますが、これらの言語は話者が多いものの、学問的重要性では、ドイツ語やフランス語の方が上なので、ドイツ語やフランス語が次の候補となります。

4.. 参照情報

関連著作
注釈一覧
  1. 2011年のサイト再編に伴い、2000年から2001年にかけて英訳したコラムが掲載されている英語編は、システム論アーカイブの英語版(Systemics Archive)となり、さらに2015年にはシステム論ブログの英語版(Systemics Blog)と合併して、永井俊哉ドットコム英語版(Nagai Toshiya Dotcom)となりました。
  2. Global Reach. Global Internet Statistics (by Language). Last revised on 30 March, 2004.