ブログの多言語対応
新しいブログとして、英語編を追加します。英語の文章は、これまで日本語のサイトに入っていたのですが、これでは、日本語、英語どちらの読み手にとっても読みにくいので、分離することにしました。[1]

1.. 英語による情報発信
私が最初に英語で記事を書いたのは、2000年4月29日から2001年4月22日にかけて、日本語のメルマガと同時並行に発行した英語版のニュースレター"Free Online Lecture" においてでした。そのバックナンバーは、Geocities でアーカイブしていました。

その記事は、またThemestream.comにも投稿しました。今では考えられないことですが、当時はドットコム・バブルの最中で、Themestream.comは、1ページビューあたり10セントも報酬を支払ってくれました。しかし、ドットコム・バブルが崩壊し、広告料が下がったため、Themestream.comは2001年4月13日に閉鎖されました。そこで私は、英語の記事を書くことをやめたという次第です。しかし、今回英語のブログを再開したことをきっかけに、新しく英語で記事を書きたいと考えています。
2.. 意外と多い英語圏からのアクセス
私のサイトの訪問者は、日本からが一番多いのですが、アメリカやオーストラリアからもかなりの人が来ます。先月(2006年1月)のデータでは、33万2779ページの閲覧のうち、日本が46.9%、アメリカ合衆国が34.8%、オーストラリアが15.9%でした。
なぜ半数以上が海外からなのか、よくわからないのですが、おそらくは読むことが目的ではないボットが大半なのでしょう。もちろん人間もいることでしょう。海外では、ネット以外にはほとんど日本語の情報がないので、海外在住の日本人が熱心に読んでいるという可能性があります。
また、海外の人が、日本語を勉強するために読んでいるというケースもあります。以前、中国のビジネスマンから、日本語の勉強のために、私の文章を読んでいるというメールをもらったことがあります。英語圏でもそういう人はいるでしょう。
私のサイトには、もともと日本語に混じって英語も多かったので、検索でたまたま見つけて、来た人もいることでしょう。いずれにせよ、英語圏のネット人口は、日本語圏のネット人口の4倍以上いる[2]わけですから、今後は英語のページにも力を入れていきたいと思います。
3.. 英語のページの方が有利なアドセンス
英語のページは、グーグルのアドセンスを貼ってわかったことですが、日本語のページよりも、広告がよく表示されます。日本語のページでは、まったく何も出ないか、あるいはせいぜい一つか二つしか出ないのですが、英語のページでは、四つとも全部埋まります。英語圏のほうが、日本語圏よりも市場規模が大きいし、またグーグルはアメリカの企業だから、当然なのかもしれませんが、さらに驚いたことに、バナー広告までが出てきたりします。

「愛とは何か」の英語版で、ホロスコープのバナー広告が表示されました。恋愛占いのサイトなのでしょうか。アドセンスでバナー広告が表示されたのを見たのはこれが初めてです。バナー広告は、テキスト広告よりパーフォーマンスがよくないというのが通説で、このページも、今日見たら、普通のテキスト広告しか掲載されていませんでした。
学問に国境はないので、英語、日本語に限らず、他の主要言語でも情報発信ができればと思います。英語以外の主要言語としては、中国語やスペイン語がありますが、これらの言語は話者が多いものの、学問的重要性では、ドイツ語やフランス語の方が上なので、ドイツ語やフランス語が次の候補となります。
4.. 参照情報
- ディビッド・セイン, 小松 アテナ『英語でブログを書いてみよう ネットではじめる気軽な3行日記』技術評論社 (2006/3/30).
- 高橋 良子『中学英語で書く はじめての英語ブログ』アスク; 初版 (2008/6/30).
- あけたらしろめ, BNN編集部『クリエイターのためのやさしい英語&英文パターン1500』ビー・エヌ・エヌ新社 (2019/9/25).
- ↑2011年のサイト再編に伴い、2000年から2001年にかけて英訳したコラムが掲載されている英語編は、システム論アーカイブの英語版(Systemics Archive)となり、さらに2015年にはシステム論ブログの英語版(Systemics Blog)と合併して、永井俊哉ドットコム英語版(Nagai Toshiya Dotcom)となりました。
- ↑Global Reach. Global Internet Statistics (by Language). Last revised on 30 March, 2004.
ディスカッション
コメント一覧
googleでは見つけられませんでした。yahoo.com america にありました。内容は整備されていますし、中学生ていどの英語力でよみこなせそうです。google翻訳にかけたら、日本文と一致していました。twitterに参加して一か月あまりですが、Escritor, autor / Writer, author / Écrivain / Schriftsteller / Scrittore / Scriptor / Yazar / Писатель / लेखक / 作家 / 작가 / Συγγραφέας / كاتب | ♑ こんなフォロワーさんがいて、謎です。ボットなのでしょうか??what for? アラビア語が母語のこれも謎の人が世界で起こっている悲惨でリアルな映像を送ってきたりしています。キリスト教が絵と音楽で布教したように、音楽と画像と哲人の単純な箴言が伝わりやすいのではないでしょうか。妄想かもしれませんが、ネットという混沌とした集合知がプラウト主義
のような新しい思想を生み出すことを願っています。先日、チラっと見たテレビの映像で、嬰児がミイラのようにまかれてベッドにベルトで縛り付けられていました。纏足のような残酷な風習です。しかも、出演者が平然とその映像を見ていて何のコメントもありませんでした。無知ほど哀しいものはないです。日本語のサイトに投稿したかったのですが、他の皆さんの内容があまりにもすごすぎてついていけませんでしたので、ここで呟かせてくださいね。