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2016年8月2日

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現在、地表面の約4分の1が砂漠となっており、さらに毎年約600万ヘクタールの割合で砂漠化が進行している。このまま砂漠化の進行を放置すれば、生物の食料基盤と居住基盤はどんどん減っていくことになる。砂漠化を食い止めて、地球を緑化するには私たちはどうすればよいのか。この問いに答えるには、そもそも人間はエコシステムにおいてどのような役割を果たしていたのかというところから考え直さなければならない。

2015年11月1日

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クリステンセンが1997年に出版した『イノベーターのジレンマ(邦訳名:イノベーションのジレンマ)』は、大企業に成長した優良企業は、いかに経営が良くても(むしろ経営が良いからこそ)イノベーションに失敗し、没落することを指摘し、企業におけるイノベーションの研究に大きな影響を与えた。このページでは、2003年の続編、『イノベーターの解決策(邦訳名:イノベーションへの解)』を参照しつつ、クリステンセンの理論がどこまで正しいのかを検証したい。

2014年8月12日

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多くの人は、マテリアル・リサイクルこそが本物のリサイクルであり、サーマル・リサイクルは偽物のリサイクルだと思っている。しかし、もしもリサイクルを、バージン材料から作った製品と同じ品質の製品をもう一度作るという厳密な意味で理解するなら、私たちが本物のリサイクルと思っているものは偽物のリサイクルであり、私たちが偽物のリサイクルだと思っているものこそが本物のリサイクルであるということになる。それならば、マテリアル・リサイクルを補助金と規制で推進してきた従来のごみ行政のあり方を根本から見直さなければならない。

2014年6月18日

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ジョージェスク・レーゲンは、地球のような閉じたシステムでは、物が散逸するエントロピーは不可逆的に増大するという「熱力学第四法則」により、地球上に住む私たちは熱死ならぬ物死を先に迎えると予言し、さらに、リサイクルによって持続可能な経済を実現しようとすることは永久機関を作ろうとする行為であり、リサイクルによって物死を回避することは不可能であると主張した。しかし、ジョージェスク・レーゲンが謂う所の熱力学第四法則は物理学的に間違いであり、リサイクルをすること、すなわち熱のエントロピーを増大させることで物のエントロピーを縮減し、熱のエントロピーを宇宙に捨てることで地球内における物のエントロピーを低く維持し続けることは、原理的には可能である。

2014年2月11日

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槌田敦著の『熱学外論』という奇妙なタイトルは「熱学概論」の間違いではなくて、彼の父、槌田竜太郎が書いた『化学外論』を真似たもので、聖書の正典に対する外典のような位置付けであることを意識した書名である。異端の書であるがゆえに、間違いも少なくないが、傾聴するべき問題提起も多いので、この書で提示された「生命・環境を含む開放系の熱理論」を批判的に吟味してみたい。

2011年10月2日

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福島第一原子力発電所事故により、原子力にエネルギー源をシフトさせていこうとする政府と電力会社の計画は頓挫し、太陽光や風力による発電を普及させるべきだという主張が増えつつある。しかし、私たちが最優先するべきは、安くて、安全で、再生可能・持続可能で、環境に良いエネルギー源であり、その第一の候補が有機物発電である。

2008年5月5日

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ケビン・ラッド政権の時代になってから、オーストラリアは、公式に、日本の調査捕鯨に抗議するようになった。オーストラリアでは、昔から反捕鯨の世論が強いが、捕鯨をして鯨肉を食べなけれべならないのは、日本人よりもむしろオーストラリア人の方ではないのか。

2006年12月20日

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原子力発電とは、核分裂や核融合といった原子核反応時に出るエネルギーを利用した発電の総称で、現在商用化されている原子力発電は、核分裂から発生する熱エネルギーで、蒸気タービンを回し発電している。原油価格の上昇や地球温暖化問題への関心の高まりを背景に、原子力発電が再び脚光を浴びるようになったが、果たして、原子力発電は、エネルギー問題を解決する上で有効な手段となりうるだろうか。

2006年9月14日

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多くの人は、ごみをリサイクルすれば、ごみが減り、資源が有効に活用され、環境がきれいになると思っている。しかし、リサイクルは、往々にして、ごみを減らす以上に増やし、資源を食いつぶし、環境を悪化させる。なぜこのようなことが起きるのか、そしてこの問題を解決するにはどうすればよいのかといった問題をエントロピーの観点から考えてみたい。

2006年8月31日

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1973年にオイルショックが起きた時「石油はあと30年で枯渇する」と言われていた。それから既に30年以上たっているが、石油の可採年数は逆に伸びている。いったい石油はいつ枯渇するのか。石油の枯渇に備えて、私たちは、今から何をしなければいけないのか。あるいは、枯渇する前に石油の使用を止めるべきなのか。

2006年7月19日

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2006年7月より、株式会社チーム連山が運営するウェブマガジン『連山』で、資源問題や環境問題に関するコラムを連載することにしました。このウェブマガジンは、2006年8月1日から、サイトデザインを一新して、正式にスタートしますが、その前より、私を含めた有志6人で、不定期で、投稿していきます。下のキャプチャーは、私が投稿したコラムの一覧のページです。

2006年7月12日

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現在、地表面の約4分の1が砂漠となっており、さらに毎年約600万ヘクタールの割合で砂漠化が進行している。このまま砂漠化の進行を放置すれば、私たちの食料基盤と居住基盤はどんどん減っていくことになる。砂漠化を食い止めて、地球を緑化するにはどうすればよいのか。この問いに答えるには、そもそも人間はエコシステムにおいてどのような役割を果たしていたのかというところから考え直さなければならない。

2000年3月18日

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サマータイム制度では、年に二回も時刻変更をしなければならないので、デメリットがあまりにも大きすぎる。そこで、日本の標準時間を、隣接するロシア領の樺太・千島と同じ時間に合わせて2時間前に進める、固定型デイライト・セイビング・タイムを提案したい。

1999年3月30日

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環境を保護する一番良い方法は、近代文明を根本的に放棄することであるが、人は環境のためだけに生きているわけではないので、非現実的な方法である。この論文では、私たちの生活の豊かさや便利さを犠牲にすることなく環境を保護するためにはどうすれば良いか、いくつかのアイデアを提示したい。